２０１５年３月２５（水）愛知県産業労働センター　ウインクあいち大ホールにて、公益社団法人名古屋青年会議所が３月フォーラム「見つめ直そう日本人の価値観を～日本型経営が人とまちの豊かな未来を創造する～」を開催させていただきました。

基調講演では、多摩大学大学院教授の田坂広志氏から、貨幣という尺度に囚われた現行経済の構造的限界を明らかにしていただくとともに、それを克服する「日本型資本主義経済」という新たな経済の仕組みについてお話しいただきました。その後の鼎談では、同田坂氏のほか、株式会社フォーバル代表取締役会長の大久保秀夫氏と衆議院議員の古川元久氏をお迎えし、実業家と国会議員という観点から日本型資本主義経済を実現していくための具体的な方策や、それを支援する国の制度のあり方について白熱した議論を展開していただきました。企業とは社会の公器であり、これからは地球益という観点から経営がなされるべきである、また日本人の寛容な精神性を世界に発信していくべきであるという点には、ご来場いただいた皆様から大きな賛同をいただきました。

当日ご参加いただいた約５００名の方々は、講師陣の語る新たな経済のあるべき姿について、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。多くの方にご参加いただきましたことに、心より御礼申し上げますとともに、ご参加いただきました皆様お一人お一人が日本型資本主義経済の担い手として、今後益々ご発展されますことをご祈念申し上げます。